『とらドラ!』

とらドラ!1 (電撃文庫)

とらドラ!1 (電撃文庫)

桜舞う四月。高校二年。新しいクラス。目つきは悪いが普通の子、高須竜児は、ちっちゃいのに凶暴獰猛、“手乗りタイガー”と恐れられる逢坂大河と出会う。そして彼女の知ってはいけない秘密を知ってしまい―。それが竜虎相食む恋と戦いの幕開けだった!いつもにこにこ、超マイペース娘の櫛枝実乃梨、文武両道、勤勉実直、だけどちょっとずれてるメガネ委員長、北村祐作も絡み、どこか変なメンツによる恋はすんなりいくはずもなく…!?『わたしたちの田村くん』の竹宮ゆゆこ&ヤスが贈る超弩級ラブコメ登場。

今更だけど、盛るぜ先進国。しかも原作じゃなくてアニメのほう。全25話視聴完了。昨今のTVアニメはラノベ原作多しという事実を本当に今になって認識した。

ラブひな以降、ラブコメ作品は意識して避けてきたつもりだった。なんというか長い間作品を追いかけても結局主人公の周りにかわいい女の子がいてみんな主人公のことが好きっていうハーレム状態でなんだかんだで最後はメインヒロインとハッピーエンドという構図というか予定調和というか、そういったものが大前提としてあって、しかもその過程や結末から得られるものや考えさせられることが全くといっていいほどない、とかそんなことをしばらくは考えていたから。

でも、とらドラを見終わった後は、やっぱりラブコメって楽しいわーとか思うんですよ。僕はなにを勘違いしてたんだろうね。ラブコメってようするにそういったなんだかんだのストーリーをニヤニヤしながら楽しむジャンルじゃないですか、と。アニメは原作10巻を2クールの25話に纏めてあるのでテンポもよくてイライラすることなく視聴できました。

最初はみのりんのことが好きだったけど、その後はもうずっと大河のターンだったよ。でもやっぱり一番好きなのは木原麻耶だよ。だって声優が野中藍だよ。

みのりんの盛るぜぇとか大河の会長殴りこみとか北村の土下寝とか、いろいろ好きなシーンがあるけど、一番印象に残ってるのは高須家の実家で泰子が泣くとこ。やっちゃんいままでものすごく頑張ってそうだし、あそこで泣きそうになった。

最後までどうなるんじゃーとワクワクしながら見てた。見終わったら喪失感が押し寄せてきた。あぁ、終わってしまった、と。いい作品はいつも決まって魂のどっかをしばらく持っていってしまう。この感覚がたまらないから僕は物語を消費し続けるんだろう。